ブラックカード最大のメリットは「限られた人しか持てないカードをもつ」というステータスシンボルとしての存在であるということです。
逆に言えば、ブラックカードにステータスを見いだせなければデメリットが目立つことになります。
ここではそんなブラックカードのメリットとデメリットについて考えていきます。
ブラックカードのメリット
ブラックカードは他のカードと比べ物にならない優待や特典がありますが、一番のポイントは「ブラックカードを持つ」というステータスです。
ステータスがある
ブラックカード最大のポイントはそのステータス性です。
厳しい審査を経た一部の人間にだけ渡される一枚として、ブラックカードを所有する事が一種の信用証明となる、またお金持ちの仲間入りと考える人は多いです。
またそういったステータス性をもとめて、計画的にカードを使いブラックカードの発行を狙う人もたくさんいます。
ブラックカード自体、もともと「プラチナより高いランクを」という要望から生まれたカードであり、豊富にある特典よりも「カードをもつことのステータス性」が重要なポイントになります。
特典が充実している
ブラックカードはステータスだけではなく特典や優待も充実しています。
具体的な内容についてはカードによってことなる上、招待されたユーザーにだけ公開されることが多いのですが、定番のサービスとしてはコンシェルジュデスクがあります。
これは一種の秘書であり、お店の予約からカードを使った料金の支払い、贈り物の購入や相談、緊急時の対応など幅広い相談に対応してくれます。
もう一つ有名なのがランクアップ特典です。これは提携ホテルや飛行機の座席のグレードを自動的に1ランク上げて貰える特典となっています。
そのほかにも、高級車まで対応するポイントサービスなどプラチナ以下のカードとは全く違う、ブラックカードを持つのにふさわしい富裕層向けのサービスが設定されているといわれてます。
ブラックカードのデメリット
高いステータスとそれに伴う手厚い保障や優待、特典は見る人によっては大きなメリットになります。
ただそれ相応の年会費が求められますし、これらは見る人によってはデメリットになりす。
年会費が高い
ブラックカードはサービスが非常に充実している代わりに年会費が非常に高いです。
安いものでも年会費5万円、高いものだと数十万の年会費が必要になるため富裕層で相当カードを使い込んでいる人でなければ年会費の負担だけで優待のメリットが消えてしまうでしょう。
サービスが充実している、とはいえ限度がある
コンシェルジュサービスやホテルのランクアップ、各種特典などサービスは確かに充実しているのですが、それも限界があります。
またクレジットカード以外のサービスが発達した今、あえて取得が難しいブラックカードに頼らなくてもいいと言う人が多いです。
例えばコンシェルジュサービスは各種予約サービスや相談サイト、通販サイトが発達した今となってはあまり必要ないと考える人もいたりします。
ステータスとか気にしない人には魅力がない
ブラックカード最大の魅力は、厳しい審査を経た人間だけ所有できるステータスとしての象徴という点ですが、これは逆にいうと「ブラックカードに価値を見出す人が多くなければ魅力がない」ということでもあります。
特に日本ではクレジットカードにステータス性を見出す人は少なく「決済手段として便利か」「コスパがよくお得なカードか」という点が重要視されやすいですし、ブラックカードだから尊敬される、特別あつかいされるといったことはありません。
ですからブラックカードを持った人も使う中で「これに高い年会費を払うだけの価値があるか」と考え直して所有をやめる人はいます。
「ブラックカードはいらない」という人も多い
ブラックカードのメリットはステータスと手厚い優待なのですが、これに魅力を感じないという人も最近は多いです。
例えば特典として有名なコンシェルジュサービスですが、インターネットの予約サイトなどが発達して宿の検索やホテルの予約、航空機の検索が簡単にできるようになった今現在大きな画像メリットを感じない人が増えています。
また優待にしても、提携店しか使えないのでは選択肢が減ってしまうと考える人もいます。
こういった層のためにカード会社もゴールドカードや準ゴールドと行ったそれなりの年会費とそれなりの特典を提供するコスパがいいカードを増やしています。
ただしブラックカードの特典に魅力を感じない人が増えたからと言って審査基準を緩めて発行枚数を増やせば、「ステータス」という最大の魅力がなくなります。
ブラックカードは「限られた人が持てる」というステータスが最大の魅力です。
逆に行ってしまうとそのステータスに興味がなければ、デメリットも目立つことになります。カードにステータスを見出さない人が最近は増えているので「ブラックカードは入らない」という人が増えているのです。
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